連休中の「寝酒」は要注意?アルコールがCPAPの効果に与える影響 New

連休中の「寝酒」は要注意?アルコールがCPAPの効果に与える影響

連休中は、飲み会や帰省、家でゆっくり過ごす時間が増え、いつもよりお酒を飲む機会が増える方も多いのではないでしょうか。寝る前の一杯を楽しみにしている方もいるかもしれません。

ただし、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療でCPAP(シーパップ)を使っている方にとって、寝酒は眠りの質に影響を与えるあまり好ましくない習慣であると言われています。アルコールは喉まわりの筋肉をゆるめ、睡眠時無呼吸を悪化させることがあり、さらに睡眠の質も乱しやすいとされているためです。睡眠時無呼吸のある方では、アルコールや鎮静作用のある物質が呼吸を低下させ、覚醒しにくくすることもあるため注意が必要です。

「少しくらいなら大丈夫」と思っていても、連休のように生活リズムが崩れやすい時期は、寝酒と寝落ちが重なりやすく、CPAPの装着忘れにもつながりかねません。

この記事では、アルコールが睡眠時無呼吸やCPAP治療にどのような影響を与えるのか、そしてお酒を飲んだ日に気をつけたい対策ポイントをわかりやすく解説します。

■この記事でわかること■
〇連休中の寝酒がCPAP治療に与える影響
〇アルコールが睡眠時無呼吸症候群を悪化させる理由
〇お酒を飲んだ日にCPAPユーザーが気をつけたい対策

■目次■
・連休中は「寝酒」が増えやすい?CPAP治療への影響
 ・寝酒は睡眠の質を下げ、中途覚醒の原因に
 ・連休は寝落ちによるCPAPの装着忘れが起こりやすい
・アルコールが睡眠時無呼吸症候群(SAS)を悪化させる理由
 ・喉の筋肉がゆるみ、気道が狭くなりやすい
 ・呼吸が低下しやすくなり覚醒もしにくくなる
 ・睡眠の質が悪くなり翌朝の不調につながりやすい
・お酒を飲んだ日にCPAPユーザーが気をつけたい対策
 ・飲んだ日ほど自己判断でCPAPを外さない
 ・ソファ寝やうたた寝を避けベッドでいつもどおり装着する
 ・飲酒量が多い日は翌朝の体調も振り返る
・睡眠時無呼吸症候群の不調が続くときは医療機関へ相談を
 ・飲酒後に苦しさや中断が増えるとき
 ・寝酒を減らしても日中の眠気が強いとき
・まとめ|CPAPユーザーは連休中のアルコールに要注意

連休中は「寝酒」が増えやすい?CPAP治療への影響

連休中の寝酒がCPAPや睡眠に与える影響イメージ

連休は、普段よりも就寝時間や食事のタイミングが不規則になりやすく、つい寝る前のお酒も増えやすい時期です。CPAPユーザーにとっては、こうした生活リズムの乱れそのものが治療の継続に影響しやすいため、休みの日こそ基本を崩さないことが大切です。

寝酒は睡眠の質を下げ、中途覚醒の原因に

お酒を飲むと眠気が出るため、「いつもより眠りやすい」と感じることがあります。実際、入眠時には眠気が強くなることがありますが、それで睡眠の質まで良くなるわけではありません。アルコールは睡眠の質を低下させ、夜中に途中で目が覚める(中途覚醒)原因になったり、眠りが浅くなったりしやすいことが知られています。

私も、少し飲んだ日は最初こそ眠くなるものの、夜中にふと目が覚めたり、朝になってもすっきりしなかったりすることがあります。「寝つけた」と「よく眠れた」は別だと感じました。

CPAPを使っている方にとっては、ただ眠れれば良いわけではなく、睡眠の質を保つことが大切です。そこへアルコールによる浅い眠りや中途覚醒が重なると、翌朝のだるさや強い眠気につながりやすくなります。

連休は寝落ちによるCPAPの装着忘れが起こりやすい

連休中は、外食や集まりから帰宅する時間が遅くなったり、家でくつろいでいるうちにソファでうとうとしてしまったりと、普段とは違う流れで眠りに入ることが増えます。こうした状況は、CPAPの装着忘れや、「少し休むだけ」のつもりがそのまま就寝になってしまう原因になりやすいです。

CPAPは、使わずに寝たり、夜中に途中で外したりすると、その時間帯は気道が再び閉塞しやすくなります。患者向け資料でも、夜間にCPAPを中断すると、朝の頭痛や日中の眠気などの症状が戻りやすいと説明されています。

連休は気持ちも予定もゆるみやすい時期ですが、CPAP治療に関しては、そういうときこそ普段どおりを意識したいところです。

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アルコールが睡眠時無呼吸症候群(SAS)を悪化させる理由

アルコールが睡眠時無呼吸症候群やいびきを悪化させる理由

アルコールは、ただ眠くなるだけではありません。気道の状態や呼吸、睡眠の深さにも影響を与えるため、睡眠時無呼吸のある方では症状が悪化しやすくなることがあり、注意が必要な生活習慣の一つです。

ここでは、アルコールが睡眠時無呼吸症候群(SAS)を悪化させる理由について解説します。

喉の筋肉がゆるみ、気道が狭くなりやすい

閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に喉などの上気道が狭くなったり、ふさがったりすることで起こります。アルコールは喉周辺の筋肉をゆるめるため、いびきや無呼吸を悪化させる方向に働きます。睡眠時無呼吸の生活上の対策として、飲酒を控えることが案内されているのもこのためです。

普段は何とか保たれている気道でも、お酒を飲んだ夜は不安定になりやすくなります。特に「飲んだ日はいつもよりいびきが強い」「朝のだるさが目立つ」と感じる方は、アルコールの影響を受けている可能性があるでしょう。

呼吸が低下しやすくなり覚醒もしにくくなる

睡眠中に呼吸が乱れると、体は一時的に覚醒して気道を開こうとします。ところが、アルコールや鎮静作用のある物質は、呼吸を低下させたり、覚醒しにくくしたりすることがあり、睡眠時無呼吸症候群の方では注意が必要であると言われています。

つまり、睡眠時無呼吸症候群の方にとって寝酒は「ぐっすり眠れる習慣」というより、呼吸の異常に対応しにくくなるリスクの高い習慣であると言えるでしょう。

睡眠の質が悪くなり翌朝の不調につながりやすい

アルコールは睡眠の途中で目覚めやすくするなど、全体として睡眠の質を下げやすいことが知られています。また、アルコールには利尿作用もあるため、夜中にトイレに行く回数が増えて睡眠が中断されてしまう方が多いという特徴もあります

睡眠時無呼吸症候群がある場合は、もともとの症状に加えて、アルコールによる睡眠の質低下も重なるため、より一層、翌朝の疲労感や眠気が出やすくなります。

その結果、「CPAPを使っているのに寝た気がしない」「機械が合っていないのでは」と感じることが多いものです。もちろん機器の問題が関係する場合もありますが、連休中だけ不調が目立つときは、まず飲酒や生活リズムの乱れを振り返ると原因が見えやすくなります。

お酒を飲んだ日にCPAPユーザーが気をつけたい対策

お酒を飲んだ夜のCPAP対策と適切な睡眠環境

お酒を飲んだ日でも、普段と同じようにCPAPを使うことが大切です。むしろ、飲酒して無呼吸やいびきが悪化しやすい夜ほど、普段どおり装着して眠る意識が重要になります。

ここでは、お酒を飲んだ日にCPAPユーザーが気をつけたい対策ポイントについて紹介します。

飲んだ日ほど自己判断でCPAPを外さない

「今日はお酒を飲んだから苦しそう」「少し面倒だから外して寝よう」と思うことがあるかもしれません。しかし、アルコールで気道が狭くなりやすい夜ほど、CPAPを使わずに寝ると無呼吸を悪化させてしまいます。

患者向け資料でも、CPAPを止めてしまうと気道が再び閉塞しやすくなると説明されています。CPAPは対症療法であるため、いつもつけているから睡眠時無呼吸症候群が完治するというわけではないことを思い出しましょう。

私自身も疲れて帰宅した日ほどCPAPの準備が面倒に感じることはありますが、翌朝の疲労感や日中の強い眠気が出現して嫌な思いをした経験を思い出すようにしています。ルーティン化できていれば、それほど苦ではありません。

私は飲酒する日には、お酒を飲む前にCPAPの準備を整えておくなど、寝るときにCPAPを装着する手間を最小限にしておくようにしています。さらに、マスクを手に取らないと横になれないように枕の上に置いておくなどの小さな工夫も功を奏していると感じています。

ソファ寝やうたた寝を避けベッドでいつもどおり装着する

飲酒後に起こりやすいのが、ソファや床での寝落ちです。うたた寝のつもりでも、そのまま深く眠ってしまうと、CPAP未装着のまま長時間過ごしてしまうことがあります。さらに、睡眠時の無呼吸は仰向けで悪化しやすい方も多いため、寝落ちした姿勢によってはいびきや無呼吸が強くなることもあり、注意が必要です。

飲み会のあとや家飲みのあとこそ、「少し横になる」ではなく、きちんとベッドに移動して、いつもの流れで装着することが大切です。連休中も就寝時のルーティンだけはなるべく崩さないようにすると、それが習慣として定着しやすくなります。場合によっては、家族にも協力してもらい、うたた寝していたら起こしてもらうようにするのもよいでしょう。

飲酒量が多い日は翌朝の体調も振り返る

飲酒した翌朝に、強い眠気やだるさ、頭の重さを感じることがあります。それを単なる飲みすぎのせいだと思ってしまいがちですが、睡眠時無呼吸の悪化や睡眠の質の低下が重なっていることもあります。アルコールは睡眠を分断しやすく、全体として休息感を下げやすいとされています。

連休中に不調が続くときは、機器の不具合だけを疑うのではなく、飲酒量、就寝時間、寝落ちの有無などもあわせて振り返ってみるとよいでしょう。体調の変化を記録しておくと、必要なときに医療機関へ相談しやすくなります。

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睡眠時無呼吸症候群の不調が続くときは医療機関へ相談を

飲酒した日の不調が続く場合は、「たまたま」で済ませないことも大切です。睡眠時無呼吸症候群は高血圧や心血管疾患などとも関連することが知られているため、気になる変化があるときは早めに相談したほうが安心です。

飲酒後に苦しさや中断が増えるとき

飲酒した日に限って息苦しさが強い、夜中にマスクを外してしまう、朝の頭重感や眠気が強く残るといった変化が続く場合は、主治医や医療機関へ相談することをおすすめします。アルコールの影響だけでなく、マスクのフィットや圧設定、鼻づまりなど、ほかの要因が重なっている場合もあります。

「お酒を控えれば終わり」と決めつけず、今の治療が自分に合っているかを見直すきっかけにすることも大切です。

寝酒を減らしても日中の眠気が強いとき

飲酒量を減らしても、強い眠気やだるさ、いびきの悪化が続く場合は、睡眠時無呼吸症候群そのものの症状が十分にコントロールできていない可能性もあります。

睡眠時無呼吸症候群の症状は、体重変化や鼻の通り、生活リズムなどでも変わるため、連休後に不調が残る場合は自己判断せず相談したいところです。

まとめ|CPAPユーザーは連休中のアルコールに要注意

連休中は、飲み会や家族との集まりで寝酒の機会が増えやすい時期です。しかし、アルコールは喉の筋肉をゆるめ、睡眠時無呼吸症候群の症状を悪化させることがあり、さらに睡眠の質まで下げやすいとされています。

睡眠時無呼吸症候群の方では、アルコールの影響で覚醒しにくくなっていると、息苦しさを感じても目覚めにくくなる点にも注意が必要です。

CPAPの効果を保つためには、飲んだ日ほど「今日はいいか」と装着を省かないことが大切です。ソファ寝や寝落ちを避け、ベッドでいつもどおり装着するだけでも、連休中の不調を減らすことができます。

連休を少しでも快適に過ごすためにも、深酒は控えて生活リズムを保ち、飲酒した場合でも普段どおりCPAPを続けられるよう日々工夫を重ねていきましょう。

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