こんにちは、CPAP Labです。
前回の快眠コラムでは、CPAP(シーパップ)装置と一緒に旅に出るために準備しておきたいことやアイテムについてまとめました。
今回は、飛行機編です。
国内旅行で数時間飛行機に乗るだけなら問題ないですが、長時間の国際便の場合、機内で寝るときにCPAP装置を使いたいですよね。
特にいびきが大きい方は周囲の方のためにもCPAPを使う方が良いかも。
また、CPAP装置を機内で使わない場合でも、預け荷物ではなく、機内持ち込み荷物として運ぶ方がおすすめです。
そこで今回は、CPAP装置を飛行機の中で使ったり、機内に持ち込んだりする際の注意点や準備すべきことについて調べてみました。
では、詳しく見てみましょう!
■もくじ■
・CPAPと飛行機に乗る前に準備しておくこと
航空会社にCPAPについて事前に連絡
必要になる可能性があるCPAP関連の書類
・CPAPを機内で使う際の注意点
CPAPは「機内モード」に
CPAP装置の加湿器は使用しない
・旅行用CPAP「AirMini」なら機内で加湿機能が使える
・さいごに
CPAPと飛行機に乗る前に準備しておくこと
航空会社にCPAPについて事前に連絡
CPAP装置を機内で使う、使わないに関わらず、CPAPと一緒に搭乗する場合は、航空会社にできるだけ早目に連絡しましょう。
ほとんどの航空会社が機内でCPAP装置を利用する際の情報を提供しています。公式ウェブサイトに専用の連絡窓口が記載されていることも多いようです。
例えば、ANAの場合、事前にCPAPのメーカー名と製品名を連絡することで、機内で使用できるかチェックしてくれます。
【参考】ANA-睡眠時無呼吸症候群(CPAPご利用)のお客様
◆航空会社に事前に確認しておきたい項目◆
☑ 機内で使用できる(持ち込める)機種かどうか
☑ 電源が使える座席が確保できるか
☑ 電源のプラグの形状
☑ 外付けバッテリーは、持ち込めるタイプかどうか
必要になる可能性があるCPAP関連の書類
海外に行く場合は、CPAPが売り物ではなく自分の治療用だと証明するために診断書があると万が一の時に役立つかもしれません。
また、アメリカなど一部の国では、基準を満たしたCPAPのみ機内に持ち込める決まりになっていて、FAA(連邦航空局)の基準をクリアしたCPAP装置には以下のようなマークがついています。
また、レスメドの機種をお使いの場合、ResMed公式サイトからFAAの基準を満たしたことを証明する以下の書類をダウンロードできます。
【参考】Travel Compliance Letter for ResMed Therapy Devices(PDF)
国、航空会社によってルールが変わるので、航空会社に早めに確認するのがおすすめです。
CPAPを機内で使う際の注意点
CPAPは「機内モード」に
スマートフォンと同じでCPAP装置も「機内モード」にして使用しましょう。
例えば、写真はレスメドのAirSense10。Airplane Mode をオンにすると、右上に飛行機マークが出ます。
また、同じレスメドのAirMini(エアミニ)の場合、機内ではBluetoothをオフにすれば使用可能です。
CPAP装置の加湿器は使用しない
安定しない機内では水を入れる加湿器は使用できません。
加湿なしで使用しましょう。
旅行用CPAP「AirMini」なら機内で加湿機能が使える
飛行機での出張が多い方にイチ押しのCPAP装置は、レスメド製のAirMini。
小さくても機能は十分。
注目ポイントは、水不要の加湿機能です。
自分が吐いた空気の湿度と温度をフィルターがキープして再利用。吸い込むエアを加湿してくれるというもの。
フィルターはペットボトルのフタくらいの大きさで、チューブの途中に取り付けて使用します。
水は不要なので不安定な機内でも使用できますし、旅先で精製水を調達する必要もありません。
寒い季節は特にツライ口や鼻の乾燥をなんとかしたい! という方はこちらをチェック ▽
さいごに
以上、CPAPと一緒に飛行機で旅行する際に気を付けたいことについてまとめてみました。
今回のコラムが、睡眠時無呼吸症候群の治療が心配で旅行をためらってしまうという方の参考になれば幸いです。
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