カラダは疲れているのに、「緊張や興奮で頭が冴えて眠れない」。
そんな時は、神経を静めて安眠を促すアロマオイルが効くかもしれません。
不眠に効くアロマって?
アロマオイルには、自律神経の働きを整える作用があるといわれています。
強いストレスや不安、緊張などで乱れた神経を静め、リラックスさせてくれるアロマは不眠のケアにも利用されています。
使うアロマオイル(エッセンシャルオイル)は1種類でもいいのですが、好みに合わせてブレンドして楽しむのもおすすめ。
不眠ケアに効くエッセンシャルオイルを、 メインで使うものと、ブレンドするのに向くオイルに分けてご紹介します。
◇メインで使うエッセンシャルオイル
ラベンダー‐ 多数の香り成分から成る万能アロマ。心を静め、緊張を和らげる
マジョラム‐不眠にはイランイラン、ラベンダー、ネロリやオレンジなどと共に
マンダリン‐甘めの香りで大人から子どもにまで好まれる。情緒不安定な時に
ネロリ‐ビターオレンジの花から採取される精油。自律神経の調整に プチグレン‐ビターオレンジの葉から採取。休眠モードに入りやすくなる
◇ブレンドして使うならこのアロマオイル
イランイラン‐甘いフローラル系の香り。神経を静める
オレンジ‐ビターとスイートがある。心地よいと感じる方を選んで
カモミール・ローマン‐香りは強め。中枢神経を鎮静する
クラリセージ‐月経前やホルモンバランスの乱れを調整する
ゼラニウム‐ホルモン分泌や自律神経のバランスを調整する
自分に合うアロマが分からない…という場合は、質問に答えていくと自分に合うアロマがわかる AIを使ったオンラインサービス「CODE Meee ONE」もおすすめ。
生年月日、性別、悩みや好みのアロマのイメージを入力していくと、自分に合ったアロマの処方がわかります。
処方されたアロマのスプレーの購入もできますが、 購入せずに処方だけ見ることもできますよ。
もっと手軽にアロマを試したい! という方には、 無印良品のブレンドエッセンシャルオイル「おやすみ」という選択肢も。
ベルガモット、スウィートオレンジ、サイプレス、ホーウッドがブレンドされていて、 お休みタイムに手軽にアロマを取り入れられそう♪
不眠解消にアロマオイルを使う3つの方法
アロマというとディフューザーで香りを楽しむのが一般的ですが、 それ以外に不眠の方におすすめの方法を3つご紹介します。
①アロマバス
バスタブに張ったお湯にエッセンシャルオイルを数滴たらして楽しむアロマバス。
蒸気に香り成分が含まれ、呼吸器から、そして開いた毛穴からもアロマ成分が浸透します。 筋肉が緩んでコリがほぐれ、リラックス効果も期待できます。
温度は38~40度のぬるめのお湯がおすすめ。 不眠には体温を上げることが重要なので、入浴時間は15分程度で充分。
300~400リットルの一般的な家庭のバスタブの場合、 エッセンシャルオイルは6滴以内に。
レモングラス、ペパーミント、サイプレス、ジュニパー、柑橘系などのオイルは、肌にピリピリとした刺激を感じることがあるので、1滴から試してみましょう。
②足湯
両足が楽に入るサイズ(15リットル程度)の大きめのバケツか、フットバス用の容器に40度程度のお湯を入れ、 エッセンシャルオイルを3滴ほどたらします。
時間は10~20分間ほど。汗ばんでくるまでつかりましょう。
コツは、温度を保つこと。
熱いお湯を用意しておき、ときどき差し湯をするといいでしょう。
温度が下がりやすい冬場は、容器ごと大きなビニール袋で包むと保温効果が増します。
終わったら、冷えすぎないように水気をよく拭き、冬場は靴下で保温しましょう。
③アロマスプレー
枕カバーやシーツ、寝室のカーテンなどに少量をスプレーしておきます。
香りが強すぎると入眠の妨げになるので、かすかに香る程度にしましょう。
◇アロマスプレーの作り方
①無水エタノールとエッセンシャルオイルを混ぜる。
②精製水を加えよく振って混ぜ合わせる。
その他お好みのエッセンシャルオイル 10滴
無水エタノール 10ml
精製水 40ml
最後にひとこと
エッセンシャルオイルを選ぶポイントは、添加物のない100%純粋のものを選ぶこと。
あとは「心地いい」と感じる香りを選べば、リラックスできるでしょう。
香りは驚くほど心をリセットするのを助けてくれます。
ストレスや緊張で入眠できないときに一度試してみてはいかがでしょうか。
※妊娠中や肌トラブルがあるときは、エッセンシャルオイルをご使用の前に担当医などにご相談ください。
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