おはようございます!CPAP Lab(シーパップラボ)です。
みなさん昨夜はぐっすり眠れましたでしょうか??
私はあまりよく眠れませんでした。
以前のコラムで動物の睡眠時間や、動物も睡眠時無呼吸症候群になるのかということを取り上げたことがありました。
しかし、「そもそも眠らない動物っているのだろうか?」
と考えていたら眠れなくなってしまい、自分が眠らない動物になってしまいましたw
ということで今回のコラムはそれがテーマです!
睡眠と脳の関係
まず、脳がある動物は「眠る」ことが確認されています。
私たち人間を含む、犬や猫、象やキリンなどの哺乳類はそれにあたります。
また、鳥類や爬虫類、魚類、クモやハエなどの昆虫なども「脳」を持つため眠ることが分かっています。
ちなみに、魚はまぶたがないため目を開けたまま眠りますし、マグロなどの回遊魚は泳ぎながら眠っています。また、鳥類の中には飛びながら眠る種類もいます。眠るといってもいろんな形があるんですね。
実は、睡眠は「脳」によってコントロールされていて、その脳機能を維持するためにも睡眠が不可欠であるといわれています。睡眠と脳は切っても切れない関係なんですね。
脳の無い動物は?
ということは、脳が無い動物にとっては、睡眠は必要なさそうな感じがします。
ところが!
脳が無い動物でも“眠る”ことが最近の研究によって分かってきたそうです。
九州大学の研究によると、クラゲの仲間であるヒドラという「脳」が無い1cmほどの小さな生物に、メラトニンやGABAといった睡眠を促す物質を与えてみたところ、眠ったような(≒活動を休止した)状態になることが分かったそうです。
また、われわれのような脳がある動物には、睡眠不足になった時に活性化する共通の遺伝子があります。そこで、ヒドラに継続的に振動を与えて、活動を休止させないようにしたところ、同じ睡眠不足に関係する遺伝子が活性化していることが判明したそうです。びっくりですね。
ヒドラは、もし睡眠不足になっても交通事故を起こすような状況にはなりませんが、人間にとって睡眠不足はさまざまな悪影響を及ぼすため、軽視はできません。詳しくはこちらで。
さいごに
ということで今回のまとめです。
Q:睡眠を取らない動物はいるの?
A:いません。
脳が有る動物はみんな眠るし、脳が無い動物でも眠ったような状態になることがある。
というのが現時点での答えです。脳が無い動物での研究はまだ始まったばかりで、未知の部分が多いですが、「睡眠」は太古の時代からわれわれ地球上の生命体に存在する重要な仕組みのような気がしますね。ちなみに、植物も眠るという説もあるようで、こちらも研究が進められているようです。
疑問もだいぶ解けたので、今夜はCPAPを装着してよく眠れそうです!
あ、コラムを書いていたらもうこんな時間に!
ではみなさん、おやすみなさい!
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【参考資料】