出張や旅行先でも快適な睡眠を――小型・軽量の携帯型CPAP「ResMed（レスメド） AirMini（エアミニ）」に注目が集まっています。

CPAPユーザーの多くが感じている重くてかさばる据え置き型CPAPの持ち運びの不便さ。結果として、出張や旅行中はCPAPの使用を諦め、日中の強い眠気や集中力の低下に悩まされるケースも少なくありません。

そんな課題を解決してくれるのが、ResMed社の「AirMini（エアミニ）」。世界最小・最軽量クラスのCPAPとして、持ち運びやすさと高い治療効果を両立しており、多くのユーザーから支持を集めています。

この記事では、実際にAirMiniを使用した体験談をもとに、その魅力や使い心地、メリット・デメリットについて詳しくご紹介します。注文を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

■目次■
・CPAP治療を始めたきっかけと「AirMini」との出会い
・「AirMini（エアミニ）」の製品概要と第一印象
・実際に使ってみた感想：操作・音・使用感
　・操作性：Bluetooth接続で簡単操作
　・音について：「うるさいのでは？」と心配だったが問題なし
　・サイズ感：出張で実感した「小ささ」の恩恵
　・機能性：水なし加湿器HumidXで快適に
　・使用後の変化：睡眠の質と日中の調子
・メリット・デメリットまとめ
　・メリット
　・デメリット
　・CPAP「AirMini」をおすすめできる人の特徴
・AirMiniは“自由なCPAP治療”を叶えてくれる存在

CPAP治療を始めたきっかけと「AirMini」との出会い

数年前から私は「起床時の頭痛」「昼間に強い眠気がある」「集中力が続かない」といった症状に悩まされており、睡眠時無呼吸症候群の検査を受けることになりました。その結果、閉塞性睡眠時無呼吸症候群（OSA）と診断され、CPAP治療を開始しました。

しかし、出張や旅行が多い私にとって、医療機関でレンタルした据え置き型のCPAPを持ち運ぶことは非常に大きな負担です。

出張時には大事なプレゼンや学会発表があったり、旅行では車の運転もしなければならなかったりと、CPAPを使用せずに過ごすには不安な状況が多いのが現状です。

結果的に、1泊でも毎回大きなキャリーバッグを持参しなければならず、非常に不便な思いをしてきました。そんななか、インターネットで見つけたのがResMed（レスメド）社製の「AirMini（エアミニ）」。世界最小クラスのCPAPというキャッチコピーに惹かれ、個人輸入代行を通じて注文することにしました。

「AirMini（エアミニ）」の製品概要と第一印象

「AirMini（エアミニ）」の最大の特長は「軽量・コンパクト」な点です。なんと本体重量はわずか約300g。「AirMini」の大きさは、文庫本より少し大きい程度で、片手でラクに持ち運べます。

内容物は、以下の通りです。

• ● AirMini本体
• ● 標準チューブ（細めで柔らかい）
• ● AirMini専用チューブコネクター（AirMini専用以外のマスク接続が可能）
• ● 電源コード（国内用と海外用の2つ）
• ● 持ち運び用ポーチ
• ※レスメド エアーフィット F20フルフェイスマスクはレンタル品

全体としてミニマルかつ洗練されたデザインで、医療機器というよりも高性能ガジェットのような印象を受けました。

据え置き型のCPAPと並べてみると、「AirMini」がどれほどコンパクトかお分かりいただけると思います。

出張や旅行の際は、大きめのビジネスバッグにすっぽりと収まり、身軽に行動できて非常に快適でした。1〜2泊程度の出張や旅行なら、重たいキャリーバッグを使う必要がありません。

実際に使ってみた感想：操作・音・使用感

ここでは、 「AirMini」を実際に使ってみた感想を「操作性」「音」「使用感」の観点からお伝えします。

操作性：Bluetooth接続で簡単操作

AirMiniは物理ボタンが少なく、基本的な設定やモードの切り替えは専用アプリ（iOS／Android対応）で行います。

最初に使うときには専用アプリのインストールと設定作業に10分ほど時間がかかりましたが、アプリは日本語対応で直感的に操作できるので、わざわざ長文の取扱説明書を読む必要はありませんでした。睡眠スコアや無呼吸指数（AHI）もグラフで確認でき、治療状況を「見える化」できるのが魅力的です。

音について：「うるさいのでは？」と心配だったが問題なし

AirMiniを調べていると「うるさい」というキーワードをよく見かけます。私も最初は不安でしたが、実際に使ってみると作動音は気になるレベルではありませんでした。据え置き型 CPAPの作動音と同じくらいといった印象です。

稼働時は少し風の音がしますが、それは「ホワイトノイズ」のように感じられ、むしろ眠りに集中しやすくなりました。

パートナーと旅行したとき、「音、全然気にならないね」と言われたほどです。もちろん、うるさいと感じるか否かは個人差はありますが、静音性について過度に心配する必要はないと思います。

CPAP本体を耳元に置くと音が気になると感じる方は、ホテルによくある小さいテーブルや椅子をベッドサイドに移動させて「AirMini」を置くと、少し耳元から距離を取れるので、より一層音が気にならなくなるはずです。

サイズ感：出張で実感した「小ささ」の恩恵

先日、2泊3日の地方出張に「AirMini」を持っていきました。荷物が多くなる出張時に、このコンパクトさは本当に助かります。新幹線での移動中も手荷物にすっぽり収まり、コンセントさえ確保できれば、どこでも快眠できます。

宿泊したビジネスホテルの部屋はあまり広くありませんでしたが、AirMiniは枕元に余裕で置けるサイズでした。機器の設置に手間取ることなく、日中の疲れをしっかり取ることができました。

機能性：水なし加湿器HumidXで快適に

AirMiniには加湿器が内蔵されていませんが、「HumidX（ヒューミッドエックス）」という水を使わない加湿カプセルをマスクの間に取り付ける仕組みがあります。これが意外と優秀で、乾燥しがちなホテルや新幹線内でも喉が痛くならず快適に眠れました。

水を使わないという点で、衛生面・利便性にも優れています。

使用後の変化：睡眠の質と日中の調子

「AirMini」を使い始めてからというもの、出張や旅行で大きな荷物から解放されるだけでなく、据え置き型と同様にしっかりと効果を感じることができました。

朝の目覚めがスッキリし、日中の眠気が明らかに軽減されました。集中力や仕事の効率も改善され、以前のような「ぼんやりする時間」が大幅に減ったのが嬉しかったです。

治療の効果自体は据え置き型CPAPと同等でありながら、コンパクトで持ち運びのストレスが少ない点はAirMiniならではのメリットです。

メリット・デメリットまとめ

実際に「AirMini」を使用して実感したメリット・デメリットは、以下の通りです。

メリット

• ● 小型・軽量コンパクトなので、移動時に持ち運びがしやすい
• ● 見た目がスタイリッシュで目立たない
• ● スマホ連携でデータ管理が簡単
• ● 小型・軽量だが、据え置き型と同等の効果が期待できる
• ● 水なし加湿（HumidX）機能を使えば、機内やホテルでも手軽に加湿可能

デメリット

• ● 据え置き型に比べて作動音が少し目立つ場合もある
• ● 水なし加湿（HumidX）機能はResMed製の一部マスクのみ使用可
• ● 個人輸入で自己所有すると初期投資の費用がかかる

自己所有の場合には、ある程度の初期投資が必要ですが、その結果、数多くのメリットを享受できる点が魅力的だと感じました。多くの荷物を持って移動するストレスから解放され、出張時に十分にパフォーマンスを発揮できる安心感が得られたので、非常に満足しています。

また、パートナーや友人と一緒に宿泊する際にも、スタイリッシュな見た目で場所を取らない「AirMini」があれば、旅行先でCPAPを使う抵抗感が少なくなるのも嬉しいポイントでした。

ただし、音に敏感な人と同じ部屋で眠るときには、「AirMini」をなるべく遠くに配置するような配慮をすると良いと思います。

これは、据え置き型の場合と同じ注意事項ですが、「AirMini」はコンパクトなので、設置場所の選択肢が広がり、対応しやすいと感じました。

CPAP「AirMini」をおすすめできる人の特徴

小型・軽量CPAP「AirMini」は、以下のような方に特におすすめです。

• ● 出張・旅行が多く、携帯性を重視する人
• ● 日常的にスマートフォンを利用しており、アプリを使った管理ができる人
• ● 加湿器の手入れや水の準備が面倒だと感じる人
• ● スタイリッシュなデザインを求める人
• ● CPAPが他人に与える印象が気になる人

現在、私は「AirMini」と据え置き型の2台を使用しています。しかし、先日の診察で安定して CPAP使用ができているので、2か月に1回の通院で良いと許可がでました。自宅でも省スペース化したい思いがあるので、今後はCPAP「AirMini」1台で対応できないか、主治医に相談してみようと考えているところです。

AirMiniは“自由なCPAP治療”を叶えてくれる存在

「AirMini」は、ただ小さいだけでなく、CPAP治療を続けながら生活の自由度を高めてくれる非常に便利なデバイスです。これまで据え置き型CPAPの大きさにストレスを感じていた方、出張や旅行でも快適な睡眠を求める方にとって、AirMiniは理想的な選択肢になるでしょう。

「AirMini」の音がうるさいのではないかといった不安も、実際に使ってみると、取り越し苦労だったと感じました。小さなボディに大きな安心感と機能を詰め込んだ「AirMini」。私にとっては、毎日の快眠と健康を支えてくれる頼れる相棒です。

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