こんにちは！CPAP Labです。

CPAPマスクを装着すると閉塞感からパニック気味になる…。

今回は、そんなCPAP（シーパップ）が原因でおこる「閉所恐怖症」についてのお話。日本では認知度が低いですが、閉所恐怖症は、海外ではCPAPビギナーさんのよくある悩みのひとつとして知られているそうです。なかには、閉所恐怖症が原因で治療をやめてしまう人もいるとか。

CPAPによる閉所恐怖症とはどういうものなのか。どうすれば改善できるのかについて解説していきます。

■目次■

・CPAP治療による「閉所恐怖症」とは
・CPAPによる閉所恐怖症を改善するための4ステップ
・焦らずゆっくりとCPAP治療に取り組もう

CPAP治療による「閉所恐怖症」とは

CPAPを始めたばかりの初心者は、機種やマスクに関するさまざまな問題に直面することが珍しくありません。なかでも、狭い場所や息苦しさに強い恐怖を感じる閉所恐怖症を抱えている場合、CPAPを使用することによって以下のような症状や感情が引き起こされることがあります。

・マスクを装着すると息苦しくなり「呼吸ができなくなるかも」と不安になる
・マスクの閉塞感が恐ろしくてパニックのような状態になる
・マスクをつけていると不安になり、動悸や息切れがする

鼻づまりや口腔乾燥などと並んで、閉所恐怖症が原因でCPAP治療をやめてしまう人も実際にいるようです。

CPAPによる閉所恐怖症を改善するための4ステップ

ステップ①コンパクトなデザインのマスクを選ぶ

閉所恐怖症を和らげるためには、何よりもまず適切な形状や大きさのCPAPマスクを使うことが大切。

大きめのマスクを使用しているのであれば、コンパクトなデザインのマスクに変えてみるのも良いでしょう。おでこが覆われない開放的なデザインのマスクは、閉所恐怖症対策にも有用だとされています。

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Philips（フィリップス）の革新的なデザインが特徴のフルフェイスマスクです。顔周りのフレームに空気を通す設計で、ホースの先は頭頂部。寝返りを打ってもホースが邪魔になりません。視界も広く快適。パーツが少なく装着もメンテナンスも簡単。口呼吸してしまう方にもおすすめです。

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ほかには、マスクのフィット感も重要。柔らかい素材を使っているヘッドギアのマスクにするなど、自分が心地良いと感じる素材や形状のものを選択すると良いでしょう。

ヘッドギアを心地よくカスタマイズしてくれるアクセサリーを追加してみるのも一つの手。フィット感が向上することで、不安感が軽減される可能性があるからです。

ステップ②段階を踏んでCPAPに慣れる

CPAP治療に、時間をかけてゆっくりと慣れることも大切です。

機種を入手してすぐに治療を開始するのではなく、寝る前の昼間にCPAPマスクを装着してみることから始めてみましょう。以下のように段階を追ってハードルを上げていくことで、閉所恐怖症に対する耐性を高めることができます。

①日中の明るい時間に数分間、マスクだけを装着してみる
②日中、マスクを着けた状態で長時間過ごす
③座った状態でCPAP装置につないで5分間送気する
④恐怖を感じたら深呼吸する
⑤本体につないで送気して短時間だけ横になる

以下のコラムでも、昼間にマスクを装着することで体を慣らす方法を解説しています。参考にしてみてください。

＼CPAPマスク装着のコツ！初心者でも簡単に慣れる方法とは？／

CPAPマスク装着のコツ！初心者でも簡単に慣れる方法とは？

CPAPは、睡眠時無呼吸症候群（SAS）の治療に用いられる装置です。しかし、初めてCPAPのマスクを装着する際には、不快感を感じたりなかなか慣れずに困ってしまったりすることもあります。そこで今回は、CPAPマスク装着のコツについてご紹介。自分に合ったサイズのマスクを選ぶことで不快感を抑え、正しいクリーニングやメンテナンスで治療の効果を高めるやり方をご説明します。■この記事を読んでほしい人■〇CPAPを始めたばかりで、マスクの装着にまだ慣れない〇CPAP治療の効果を高めるコツを知りたい〇クリーニングや正しいメンテナンス...

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ステップ③寝室を快適な空間に整える

寝室の環境を快適に整えることも重要です。部屋の明るさを調整して睡眠用の音楽を流すなど、リラックスできる空間を作りましょう。視界を遮らない形状のマスクなら、寝る前にお気に入りの動画を見たり本を読んだりして気分を落ち着けることも可能。リラックスすることで恐怖感が和らぎ、CPAP治療も続けやすくなります。

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チューブを頭頂部に接続することで高い快適性を実現したPhilips（フィリップス）のネーザル（鼻）マスクです。選べるクッションサイズと調整しやすいヘッドギアで、寝返りを打ってもずれない安定感を実現しています。視界も広く快適。パーツが少なく装着もメンテナンスも簡単。肌への接触を減らしつつ、高いフィット感を実現しました。

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ステップ④専門家による心理的なサポートを受ける

閉所恐怖症に対処するためには、専門家による心理的なサポートも役立ちます。かかりつけ医など医療機関のアドバイスに従って、不安を軽減する方策を検討してみましょう。

閉所恐怖症の症状が強い場合、CPAP治療では効果が得られない可能性もあります。他の治療法との組み合わせを検討するのも良いかもしれません。詳しくは医師に相談してみてください。

＼睡眠時無呼吸症候群の治療方法とは／

CPAP以外に睡眠時無呼吸症候群を治療する方法はあるの？

「薬とか手術で治すことできるの？」「CPAPって効果ありそうだけど、他にも良い方法ないのかな。」「知り合いが、鼻から何か入れてるらしいけど何それ？」など、SAS(睡眠時無呼吸症候群)の治療について、いろいろと疑問をお持ちの方も多いかもしれません。当社ではCPAPを取り扱っておりますが、治療方法はもちろんそれだけではありません。個人の症状などに合わせていろいろな方法があります。ということで今回は、どのような治療方法があるのか、またそれぞれの特徴やメリット、デメリットなどについてご紹介したいと思います。■目次■...

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焦らずゆっくりとCPAP治療に取り組もう

閉所恐怖症を抱える方にとって、CPAP治療の継続は簡単なことではありません。

専門家と密に連携をとり、適切なサポートを受け、治療のモチベーションをキープしましょう。あきらめずに、まずは説明してきた4つのステップをぜひ試してみてください。

今回のコラムが、CPAP治療による閉所恐怖症を改善することにつながり、より快適に継続するヒントとなればうれしいです。

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